普段よりも「4倍程度」発生確率高まる 南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」発表
今回、全国で初めて発表された「南海トラフ地震臨時情報」とは一体何なのか。
詳しくお伝えします。
「南海トラフ」とは、静岡の駿河湾から宮崎県沖の日向灘にかけて東西に走る溝のことです。
8日の地震は南海トラフ地震の想定震源域で発生していて、このエリアでM6.8以上の地震などを観測した場合、
気象庁はただちに「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」を発表し、南海トラフ地震と関連があるかどうかを調べます。
その後、早ければ2時間程度で次の3つの情報のいずれかが発表されます。
南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震警戒」または「巨大地震注意」そして、「調査終了」のいずれかです。
8日の地震では「巨大地震注意」が発表されましたが、これは南海トラフ地震が起きる可能性が普段よりも高まっているということです。
具体的な発生確率ですが、これまではおよそ0.1%。今回の地震を受けておよそ0.4%となり、4倍程度高まっています。
今後1週間程度は注意が必要です。
「巨大地震注意」が発表された場合は日常生活を送りながらも、避難経路の確認や食料の備蓄など地震への備えを再確認すること。
そして、地震が起きたらすぐに避難できるよう準備しておくことが大切です。