【特集・水とともに】普代村・清らかな水でこだわりの豆腐づくり 村の魅力がぎっしり! 岩手
シリーズ「水とともに」です。岩手県普代村の清らかな水でつくられているこだわりの豆腐を紹介します。普代の魅力がぎっしり詰まっています。
鬼束 拓哉さん「普代の水は澄んでて本当、いい水ですね。」
普代村で、50年以上続く豆腐店。一度、消えかけたこの豆腐店を 事業継承して、6年前に開店した「TOFokU(とうふぉく)」です。
代表の鬼束拓哉(おにつか たくや)さんは、宮崎県宮崎市出身。普代村に移住したのは、東日本大震災がきっかけでした。
鬼束拓哉さん
「お金あっても物買えない。スーパーに何も並んでない状態を受けて、一次産業の方にちょっと興味が出たんで、1回宮崎に帰って農家さんとか見に行ったりとかしてる間に、地域おこし協力隊という制度を知って」
協力隊として、村の広報を担当した鬼束さん。任期3年の間に、村にあった店が次々になくなるのを目にします。
鬼束さん
「村の商店の方が2、3軒閉めて、コンテンツも無くなる訳で商店が無くなれば。で自分も何かやりたいなとか、そういう思いが出てきて、協力隊終わるタイミングでここが辞めるっていう話を聞いて、やり始めました。もったいないなという思いから」
それまで、豆腐をつくったことがなかった「鬼束」さんですが、3週間、豆腐づくりを習い、店を開きました。しかし…
鬼束さん
「最初は本当、形もバラバラだったり、崩れも出たり、結構クレームがあったんですけど、それじゃあヤバいと思って八幡平の"ふうせつ花"さんにちょっと、学びに行ったって感じですね。作り方もそうですけど、やっぱ大豆の良さで全然違うものなので」
原料も見直しました。
鬼束さん
「東北産大豆にこだわって、にがりは、三陸の海からできているにがりで水は地元の井戸水から作ってます。本当普代の水は、澄んでていい水ですね。美味しいし、比較的水温が安定してる部分はあります」
鬼束さんが目標とする豆腐、それは先代の味です。
鬼束さん
「元々の食感と、豆腐を食べたときにツルンとしたのどごしとかそういった所が、自分の中で鮮明に覚えてるんで、そこを目指してやってます」
午前7時30分。先代の「上下 静子(かみした しずこ)」さんが、作業場に やってきました。上下さんは事業を鬼束さんに引きついた今でも、豆腐作りの手伝いをしています。
こちらは、昔ながらの機械で作る、「焼き豆腐」。普代村では 「焼き豆腐」が、よく食べられているそうです。
上下さん
「昔は、お祝いとか不幸とか言えば、30だ40だって煮染めを作ったんですよね。そしてとにかく、先に豆腐が無くなるんですよね。(笑)それだけ豆腐を皆さんから、食べてもらいました」
店を継いでくれた鬼束さんに、上下さんは期待をしています。
上下さん
「このままずっといい豆腐を作ってもらいたいと思ってます。すごくいい豆腐になりました。最初はビックリするくらい」
今年4月、鬼束さんは道の駅の一角に念願の店舗を構えました。豆腐作りを始めてから、村内で移動販売を行っていましたが、遠くから来た お客さんが、豆腐を買えないことがあり、以前から、店を構えたいと思っていました。
先代から受け継いだ豆の味がしっかりとした「焼き豆腐」。店内では、一度、凍み豆腐にした「焼き豆腐」の唐揚げや、地元のコンブやワカメなど、海産物を練り込んだ「がんも」などのメニューも楽しめます。
この日、鬼束さんは、「焼き豆腐」を使った煮染めを作りました。ある人に、食べてもらいたかったからです。
鬼束さん
「ごめんなさい。初めて作る煮染めですので。食べてもらいたくて」
上下さん
「あらまぁ、いただきます。美味しいです。今のところ、言うことなしです」
豆腐作りを始めて6年。鬼束さんは、自分の豆腐で村に人を呼び込みたいと考えています。
鬼束さん
「わざわざ盛岡とかから豆腐買いに来てくれるお客さんもいらっしゃっているので、そういう方を増やしていきたいですね」
こだわった大豆と三陸のにがり。そして、清らかな普代の水でつくる豆腐。先代の思いも引き継ぎ、「鬼束」さんは普代の魅力が詰まった豆腐を作り続けます。
【問合せ】
『TOFokU』普代村12-79TEL 050-3638-0264営)7:00~9:00 (休)日・火曜日
『TOFokU食堂』普代村9-5-3TEL 050-3638-0264営)10:00~15:00 (休)火曜日
鬼束 拓哉さん「普代の水は澄んでて本当、いい水ですね。」
普代村で、50年以上続く豆腐店。一度、消えかけたこの豆腐店を 事業継承して、6年前に開店した「TOFokU(とうふぉく)」です。
代表の鬼束拓哉(おにつか たくや)さんは、宮崎県宮崎市出身。普代村に移住したのは、東日本大震災がきっかけでした。
鬼束拓哉さん
「お金あっても物買えない。スーパーに何も並んでない状態を受けて、一次産業の方にちょっと興味が出たんで、1回宮崎に帰って農家さんとか見に行ったりとかしてる間に、地域おこし協力隊という制度を知って」
協力隊として、村の広報を担当した鬼束さん。任期3年の間に、村にあった店が次々になくなるのを目にします。
鬼束さん
「村の商店の方が2、3軒閉めて、コンテンツも無くなる訳で商店が無くなれば。で自分も何かやりたいなとか、そういう思いが出てきて、協力隊終わるタイミングでここが辞めるっていう話を聞いて、やり始めました。もったいないなという思いから」
それまで、豆腐をつくったことがなかった「鬼束」さんですが、3週間、豆腐づくりを習い、店を開きました。しかし…
鬼束さん
「最初は本当、形もバラバラだったり、崩れも出たり、結構クレームがあったんですけど、それじゃあヤバいと思って八幡平の"ふうせつ花"さんにちょっと、学びに行ったって感じですね。作り方もそうですけど、やっぱ大豆の良さで全然違うものなので」
原料も見直しました。
鬼束さん
「東北産大豆にこだわって、にがりは、三陸の海からできているにがりで水は地元の井戸水から作ってます。本当普代の水は、澄んでていい水ですね。美味しいし、比較的水温が安定してる部分はあります」
鬼束さんが目標とする豆腐、それは先代の味です。
鬼束さん
「元々の食感と、豆腐を食べたときにツルンとしたのどごしとかそういった所が、自分の中で鮮明に覚えてるんで、そこを目指してやってます」
午前7時30分。先代の「上下 静子(かみした しずこ)」さんが、作業場に やってきました。上下さんは事業を鬼束さんに引きついた今でも、豆腐作りの手伝いをしています。
こちらは、昔ながらの機械で作る、「焼き豆腐」。普代村では 「焼き豆腐」が、よく食べられているそうです。
上下さん
「昔は、お祝いとか不幸とか言えば、30だ40だって煮染めを作ったんですよね。そしてとにかく、先に豆腐が無くなるんですよね。(笑)それだけ豆腐を皆さんから、食べてもらいました」
店を継いでくれた鬼束さんに、上下さんは期待をしています。
上下さん
「このままずっといい豆腐を作ってもらいたいと思ってます。すごくいい豆腐になりました。最初はビックリするくらい」
今年4月、鬼束さんは道の駅の一角に念願の店舗を構えました。豆腐作りを始めてから、村内で移動販売を行っていましたが、遠くから来た お客さんが、豆腐を買えないことがあり、以前から、店を構えたいと思っていました。
先代から受け継いだ豆の味がしっかりとした「焼き豆腐」。店内では、一度、凍み豆腐にした「焼き豆腐」の唐揚げや、地元のコンブやワカメなど、海産物を練り込んだ「がんも」などのメニューも楽しめます。
この日、鬼束さんは、「焼き豆腐」を使った煮染めを作りました。ある人に、食べてもらいたかったからです。
鬼束さん
「ごめんなさい。初めて作る煮染めですので。食べてもらいたくて」
上下さん
「あらまぁ、いただきます。美味しいです。今のところ、言うことなしです」
豆腐作りを始めて6年。鬼束さんは、自分の豆腐で村に人を呼び込みたいと考えています。
鬼束さん
「わざわざ盛岡とかから豆腐買いに来てくれるお客さんもいらっしゃっているので、そういう方を増やしていきたいですね」
こだわった大豆と三陸のにがり。そして、清らかな普代の水でつくる豆腐。先代の思いも引き継ぎ、「鬼束」さんは普代の魅力が詰まった豆腐を作り続けます。
【問合せ】
『TOFokU』普代村12-79TEL 050-3638-0264営)7:00~9:00 (休)日・火曜日
『TOFokU食堂』普代村9-5-3TEL 050-3638-0264営)10:00~15:00 (休)火曜日