×

山形市役所で「書かない窓口」新導入 その利用法は? 身分証明書の提示のみでスムーズに 利用者「簡単でいい」

2024年1月19日 18:47
山形市役所で「書かない窓口」新導入 その利用法は? 身分証明書の提示のみでスムーズに 利用者「簡単でいい」

山形市役所1階の窓口が今月からリニューアルしました。窓口では当たり前だった「あること」をする必要がない新しいサービスが始まりました。

山形市役所で今月4日にスタートしたのが「書かない窓口」です。これまで窓口で必要だった「手書きの申請書」が不要になりました。

「山形市役所では書かない窓口の導入に伴い、これまで設置されていた申請書の記載台が撤去されました。」

書かなくてもできるのは、転出や転入、それに印鑑登録の届け出手続きと、それら証明書の発行手続きです。
申請者は、はじめに希望する窓口で、受付番号を受け取ります。

「本日はどのような手続きでしょうか」
「住民票の発行をお願いします。」

窓口では、マイナンバーカードや免許証などの身分証明書を提示し、希望する手続きを口頭で担当職員に伝えます。手続きに必要な情報は職員がシステムに入力してくれるため、従来の申請書の記入は不要になりました。

「証明書を発行する時に書くものは署名のみで簡単に発行することが出来ます。」

「書かない窓口」を初めて利用した市民は。

市民「入った途端どこで書くのかなと思って分からなかった。書く手間がなくなったので簡単でいい。」

また、市は「書かない窓口」の導入に合わせ案内表示を色分けして分かりやすくしたほか、案内を担当する職員を配置するなどしてサービス向上に務めています。

山形市役所の担当者
「3月、4月に移動シーズンを迎えますが、転居・転入はお客様が申請書を記入することなく、署名のみでスムーズな手続きが進められる。転出の際はマイナンバーがあればオンラインで転出の届け出が出来ますので、是非利用してほしい。」

進学や転勤などに伴い、役所への各種申請手続きが増えるこれからのシーズン。市は窓口に行かずにできるマイナンバーカードを利用したオンラインでの転出届けや、コンビニでの各証明書の発行なども積極的に利用してほしいと呼びかけています。

    山形放送のニュース