「癒やしを届けるワン!」ビーグル犬が“ソーシャルワーカー”に就任 辞令交付 山梨
甲府市の公益財団法人「住吉偕成会」はソーシャルワーカーとしてビーグル犬2匹を採用し、17日に辞令交付式が行われました。
荒木キャスター
「きょうから法人に就職するのはこのお2方、マルコ君とフランコ君!立派に職員の仲間入りです!」
住吉偕成会に採用されたのはビーグル犬の兄弟、マルコとフランコです。17日は法人が運営する住吉病院で辞令交付式が行われ、2匹に辞令代わりのネームタグが贈られました。
「公益財団法人住吉偕成会のソーシャルワーカーに採用する。がんばってね」
2匹には専用の名刺が用意されたほか、事務所ではタイムカードを押して勤務時間も管理するということです。
住吉偕成会では2年ほど前から動物を介した「心身の癒し」に注目。人は動物と触れ合うことで“幸せホルモン”と言われる「オキシトシン」や気持ちを穏やかにする「セロトニン」などが分泌され、リラックス効果や物事への意欲を高める効果などが見込めるといいます。
2匹はセラピー犬として医療や福祉の現場をはじめ、要請があれば学校などにも出向く予定です。
すみよし生活センター 市川慶 副所長
「メンタルヘルスに不安を抱えている人たちは最近多いと思うが、そういった方たちにもやる気を起こさせたりわくわくさせたり楽しい気持ちにさせたり、明るく生活できるようになってもらいたい。みなさんに可愛がっていただいて、愛されるワンちゃんたちになってほしいと思う」
マルコとフランコの2匹は今後、法人で働きながら嘱託警察犬の試験にも挑み、広く地域貢献を目指すということです。