2021年1月に閉館した山梨市の保健農園ホテル「フフ山梨」の跡地に、大阪府の企業がグランピング施設の建設へ市と協議に入ったことが分かりました。企業の担当者は「2026年度のオープンを目指したい」としています。

グランピング施設の建設計画が浮上しているのは、山梨市牧丘町の「保健農園ホテルフフ山梨」跡地です。

市によりますと、「フフ山梨」は2012年に既存の施設を活用しオープンしましたが、新型コロナの影響で2021年1月に営業を終了。市はホテルのリニューアルオープンを目指しましたが、ロシアのウクライナ侵攻が影響し、事業選定業者との契約が解除となり、計画は白紙となっていました。

このため市は、2023年8月から新たな事業者を募り、グランピング施設の運営を手がける大阪府の「ネイチャーライブ」を優先交渉権者に選定しました。

ネイチャーライブは5月、兵庫県神戸市で食体験に特化したグランピング施設をオープン。同社の担当者は、フフ山梨の跡地は富士山を望む眺望の良さと首都圏から近いことが魅力と話し、「契約した場合、2026年度のオープンを目指したい」としています。

山梨市と企業は今後、契約に向け協議を行い、市の担当者はにぎわいの創出を目指すとしています。