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鳩山首相「日米同盟のさらなる深化が肝要」

2010年1月13日 16:41
鳩山首相「日米同盟のさらなる深化が肝要」

 陸・海・空の自衛隊各部隊の指揮官らが一堂に会する「自衛隊高級幹部会同」が13日に開かれ、最高指揮官である鳩山首相が就任後初めて出席した。

 鳩山首相は幹部170人を前に訓示し、日米関係について「これから核を持とうとしている国、こういう国がある中で、日本だけですべて自衛できるか。この国を守るために日米同盟、日米安全保障条約が存在することも、私共はある意味、理解するべきであり、いや、むしろ理解というよりも感謝すべきことだと思っている」と評価した上で、「日米同盟をさらに深化させることが肝要だ」と、安保改定50周年でのアメリカとの協議に意欲を示した。

 また、15日に期限切れとなるインド洋での給油活動については「旧政権とは考え方の違いがあるので、帰ってきていただくが、隊員一人一人の努力には感謝しすぎることはない」と謝意を表した。

 一方、12日に武器輸出三原則の見直しに言及し、鳩山首相から「口が軽すぎる」と言われた北沢防衛相は「私や政務三役が知らないことや判断してもいないことを、諸君が勝手に行うことや外に向かって言うことは、シビリアンコントロールの観点からも厳に慎むべきだ」と訓示した。