民主党は１日午後、都内で岡田代表就任後初めてとなる党大会を開く。会場から天野裕貴記者が中継。

　党大会は１日午後１時から開かれる。１日午前、地方議員の前で挨拶した長妻代表代行は、政治とカネの問題で引き続き安倍内閣を追及していく考えを強調した。

　長妻代表代行「ガラス張りとはほど遠い政治とカネの問題が、年中行事のように審議をされる状態になっております」

　民主党は２日以降も、辞任した西川前農林水産相らの参考人招致を求める他、他の閣僚の疑惑についても徹底追及する方針。枝野幹事長は「政治とカネの問題が相次いでいる以上は、これをテーマとして進めていく必要がある」と強気の姿勢を示している。

　一方、ある民主党幹部は「本当の勝負は安全保障だ」と話しており、自衛隊の活動拡大につながる安全保障法制でも徹底論戦を挑む考え。ただ、安全保障法制を巡っては、民主党内に依然、考えの隔たりがあり、今後、どう意見を取りまとめるかが課題。

　民主党は岡田代表の就任後も支持率が伸び悩んでいて、どのように党勢の回復に結びつけるのか模索が続く。