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民主党・岡田代表 派遣法改正案「廃案に」

2015年5月11日 21:44
民主党・岡田代表 派遣法改正案「廃案に」

 民主党の岡田代表は11日、労働組合の「連合」が主催する集会で挨拶し、12日に審議入りする労働者派遣法の改正案について廃案に追い込む考えを強調した。

 政府は、今の国会で派遣労働者の無期限派遣を条件つきで認める労働者派遣法の改正案を成立させたい考えで、12日の衆議院本会議で審議入りする予定。

 こうした中、岡田代表は、「連合」が主催する集会に参加し、「不安定な雇用が増える中で、様々な根源的な問題が起きている」などとして、法案を廃案に追い込む考えを強調した。

 岡田代表「派遣法の改悪について、もう既にいろんな議論はしていますが、しっかり改めて国会で議論をして、国民のみなさんの、あるいは働くみなさんの理解を得ながら、この法案を廃案に追い込んでいきたい」

 また、年収1075万円以上の専門職を対象に労働時間と連動させずに成果で年収を決める、いわゆる「残業代ゼロ法案」についても、「長時間労働や過労死の問題に根本的な対策を打たずに自由化を進めることは、基本的な方向性が誤っている」として、廃案を目指す考えを示した。