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自民・青木氏が立候補表明 執行部は公認へ

2010年1月19日 2:07
自民・青木氏が立候補表明 執行部は公認へ

 かつての参議院のドン・自民党の青木幹雄前参議院議員会長が18日、夏の参議院議員選挙への立候補を表明した。しかし、75歳と高齢なため、党内からは批判の声も上がっている。

 「どんなことがあっても、この参議院の1議席、自分が先頭に立ってしっかりと守るんだという決意で立候補をした。(党の規則では)地方区(選挙区)には定年制はないし、島根は高齢県なので、島根の候補として、第一線で、中央政界で活躍するということは、たくさんのお年寄りにも非常に勇気を持たせることになると思う」-地元の島根県で会見した青木氏はこのように述べ、参院選に島根選挙区から立候補する考えを表明した。

 一方で、青木氏は75歳と高齢であることから、党の中堅・若手議員からは青木氏の引退を求める声が上がっている。青木氏の出馬表明に対しても早速、河野太郎議員が「地元の意向はよくわかるが、お引き取りいただく方にはお引き取り願って、自民党は新しく生まれ変わってスタートする必要がある」と批判した。

 しかし、党執行部は青木氏が選挙区で勝てる候補として地元がまとまっていることから公認する予定。