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国民新党 キャンプ・シュワブ陸上案提示へ

2010年2月15日 18:00
国民新党 キャンプ・シュワブ陸上案提示へ

 国民新党は、17日に行われる政府・与党の普天間基地問題検討委員会に、キャンプ・シュワブ(沖縄・名護市)の陸上に代替施設を造る案を提示する方針を固めた。

 この移設案は、日米合意にある名護市辺野古沿岸部の海上ではなく、内陸のキャンプ・シュワブの敷地内に滑走路を建設するというもの。国民新党は、嘉手納基地(沖縄・嘉手納町など)に普天間基地(沖縄・宜野湾市)のヘリコプターを受け入れる「嘉手納統合案」も提示する考え。

 今回浮上した「キャンプ・シュワブ陸上案」について、政府内には、海の埋め立てを避けられる上、辺野古周辺に施設を造るため、アメリカ政府の理解を比較的得やすいとの見方がある。しかし、騒音問題などで地元・沖縄の反発は必至だ。

 辺野古移設反対を掲げて就任した名護市・稲嶺市長は「『辺野古には新しい基地は造らせません』と言ってきましたから、これは海上だけではなく、陸上でもこれ以上の負担は困ると」と述べ、近く政府に反対の意向を伝える考えを示した。