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普天間問題、鳩山首相と関係閣僚が最終協議

2010年3月24日 1:20
普天間問題、鳩山首相と関係閣僚が最終協議

 アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題で、今月中に政府案をまとめると明言している鳩山首相は23日夜、平野官房長官、岡田外相、北沢防衛相、前原沖縄・北方相と最終協議を行った。

 首相公邸で23日午後7時に始まった関係閣僚会議は、5人だけで約1時間半行われた。この中で、防衛省の検討チームが作成した、勝連半島(沖縄・うるま市)沖の宮城島南側海域を埋め立てて滑走路を造る案、キャンプ・シュワブ(沖縄・名護市)の陸上部分に500メートル級の滑走路などを造る案を中心に、県外の要素として鹿児島・徳之島などにヘリコプターの訓練を移転させることなども提示されたもよう。

 出席者の一人は「きょうは経緯を聞いただけだ」とだけ話している。

 今後は提示された複数の案を基にアメリカや国内の地元の意向を探りながら、関係閣僚で引き続き取りまとめ作業を行っていく方針。