アメリカ軍普天間基地（沖縄・宜野湾市）の移設先として、鹿児島・徳之島が浮上している問題で、民主党・鹿児島県連は１７日、政府に対し、徳之島案の白紙撤回を申し入れることを決めた。

　民主党・鹿児島県連は１７日夜、臨時の常任幹事会を開き、普天間基地の徳之島への移設について、今週にも政府に対し、白紙撤回を申し入れることを決めた。県連の代表を務める川内博史衆議院議員は、「これ以上、徳之島を含む、奄美群島民及び、鹿児島県民が実態のない徳之島案なるものにふりまわされないためも、計画を白紙に戻し、議論を整理すべきだ」としている。

　一方、徳之島では１８日、大規模な反対集会が行われる予定で、徳之島の天城町・伊仙町・徳之島町の３町長が参加するほか、島民２万６０００人のうち、１万人以上が参加して基地の移設反対を訴える。