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“辺野古移設”環境面に配慮~鳩山首相

2010年5月24日 13:19
“辺野古移設”環境面に配慮~鳩山首相

 アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)を沖縄・名護市辺野古周辺に移設する方針を表明した鳩山首相は24日朝、「環境面に配慮する形を作りたい」と強調した。

 鳩山首相は24日朝、「辺野古ということでありますが、現行案ではありません。住民の安全はもちろんですけれども、環境面には徹底的に配慮するという新しい形を何としても作り上げていきたい」と述べた。滑走路の建設をめぐって、政府は当初検討していた埋め立てではないくい打ち桟橋方式にアメリカ側が強い難色を示す中、ヘドロを使った埋め立てなどを検討している。

 一方、県内移設に強く反対する社民党は、連立政権から離脱するかどうか大きく揺れている。社民党党首・福島消費者相は23日夜、「実現不可能な計画を強行することほど愚策なことはありません」と述べた。党幹部には「連立を離脱しなければ、党が崩壊してしまう」という意見がある一方、「政権内で発言を続けていく方が有効ならそれをとる」という意見もある。今週は、連立離脱をめぐって党内が混乱しそうだ。