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知事「元へ戻った」名護市長「可能性ゼロ」

2010年5月28日 13:57
知事「元へ戻った」名護市長「可能性ゼロ」

 沖縄・宜野湾市のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐり、日米両政府は28日、沖縄・名護市辺野古周辺に移設するとした共同声明を発表した。これに対する沖縄の反応は以下の通り。

 沖縄・仲井真県知事は「結局、元へ戻ったなあということと、基本的に県は前にも申し上げたように、極めて遺憾だということで、非常に厳しいですよ、極めて厳しい選択ですよということを申し上げてきたので、それ以上言いようがないですね。頭越しに近いと思いますね」と述べた。

 名護市・稲嶺市長は「今さら辺野古だと言っても、それは実現の可能性からするとゼロです。これだけ県民に期待を持たせておいて、結局戻ってきた。これは県民に対する裏切り」と述べた。

 また、辺野古の住民は「意味がわかりません。全部がもう嫌になる、これは」と話した。