民主党のスポーツ議員連盟の総会が６日に開かれ、新しい会長に先月の参議院議員選挙で初当選した谷亮子議員が就任した。しかし、参加議員からは異論も出された。

　６日の総会では新しい役員の選出が行われ、議員連盟幹事長の奥村展三議員から「谷議員の知名度を生かしてスポーツ振興を図っていきたい」などとして谷議員を会長にする人事案が提案された。これに対し、当選間もない谷議員には責任が重すぎるのではないかなどと出席者から異論が相次いだ。しかし、「トップアスリートとしての経験を生かし、スポーツ振興に取り組んでほしい」として、結局、谷議員が会長に就任することとなった。

　谷議員は「諸先輩方のアドバイスもいただきながら、スポーツ振興、そしてスポーツ立国を目指し、一生懸命に務めてまいる覚悟でございます。これから一生懸命に皆様の期待に応えられるよう務めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます」と述べた。

　しかし、谷議員は周辺に「荷が重い」とこぼしているとのことで、党内からは「ひいきの引き倒しにならなければいいが」といった懸念の声も出ている。