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ねじれ国会だから我慢、我慢の民主党?

2010年10月13日 13:16
ねじれ国会だから我慢、我慢の民主党?

 このコーナーがお休みしていた3か月で日本の政治は変わったのでしょうか?7月の参院センで民主・自民が衝突!9月の民主党代表センで菅氏と小沢氏が衝突、そしてセン閣諸島では中国漁センと巡視センが衝突!セン、船、選、戦・・・???

 この3か月間、政治は衝突ばかり!ねじれ国会ですから、今週の  「every day@永田町」が是非とも提案したいのは「菅首相!衝突回避、我慢、我慢ですよ!」です。

 臨時国会が開かれ、自民党・稲田議員は代表質問で「菅内閣が『腰抜け』『ぶれた』『卑怯者内閣』である」と、手加減をしません。菅首相ここは我慢、我慢です!ところが「私も野党時代、かなり厳しい言葉を使っておりました。・・・しかし、これほど汚い言葉は使わなかったつもりです!」と思わず反論!やっぱり「イラ菅」は封印できませんでした。

 さて、本当に汚い言葉は使ってなかったのでしょうか?過去の発言を調べてみると…「恥を知れ!」「卑怯な態度と言わざるを得ない」「やるやる詐欺じゃないですか!」と、結構激しく言い合う姿が!これじゃ大差はないような…。さらに稲田議員から「官僚の用意した原稿を読まず、ご自身の言葉でお答え下さい」と言われると「それならまず原稿を読まないで質問をするのが筋じゃないでしょうか」と反論。野党は猛反発したため、翌日、「昨日の本会議での私の発言に対し不適切との指摘があった。今後気をつけ、与野党が議論できるように…」と、おわびする菅首相でした。

 そんな厳し~い国会対策を今国会から任されたのが、民主党・鉢呂国会対策委員長。ねじれ国会ですから、ひたすら低姿勢。なんでも自称「仏神(ほとけがみ)様」だそうで。会見で記者が横から差し出したマイクも・・・ご自分で持ってくれちゃいました。記者にとっても仏神様???。

 一方、今国会も火種なのが小沢元代表の資金管理団体の土地購入をめぐる事件。検察審査会の議決は「起訴すべき」。強制起訴されることが決まり、ついに離党や議員辞職を求める声まであがっています。しかし、小沢氏は会見で「私としてはそのような(離党や議員辞職の)意思は持っていない。淡々として政治活動は私が必要とされる限り続けていきます」と徹底抗戦の構え。

 さあ、ここはやはり、「every day@永田町」の今や準レギュラー、黄門様こと、おなじみ渡部恒三民主党最高顧問に聞いてみましょう。

 「政治家の場合は、(国民のみなさんに対する)道義的責任っていうかね、法律にひっかかってないからといって、それだけで威張れることかと」-いや~、黄門様、ありがとうございます。コメントはさらに続きます。

 「桃の実がなっているとき、頭をいじれば、桃を盗んだと疑われる。瓜(うり)の畑で、靴ヒモを結べば瓜を盗んだと疑われる。」-そう、まさに政治家のあるべき姿を「李下(りか)に冠を正さず」「瓜田 (かでん) に 履 (くつ) を 納 (い) れず」と例えて頂きました。黄門様、なんだか深イイ~コメントです。

 さて、民主党の衆院1期生のあいだでは、民主党代表選で出来た亀裂を修復しようという集まりがありました。その名も「ノーサイドの会」、話し合いはまとまったのでしょうか?・・・と思ったら、会合では「手品」も飛び出し、和気藹々だったようです。とはいえ、今後「ノーサイド」「一致団結」もトリックでした、なんてことにはならないで欲しいものですね。

 そんな中、国会にやってきたのは宮崎・東国原県知事。先日、次の知事選への不出馬を表明したばかりですが、民主か、自民か国政への転身もうわさされています。「ドラフトにかかっているような感じです。民主党のユニホームを着るか、自民党の帽子をかぶるかわかりませんが」と話す東国原知事ですが、ぜーんぜん違う球団から指名されちゃったり!な~んてこともあるかもしれませんよ!

 一方、自民党は新ポスターを発表。これまでは谷垣氏が人差し指を立てたトゥース!じゃなかった、「いちばん」でしたが、今回は?…あれ?また同じように見えますが?いやいや、今回は『あなたの一番大募集』としてリニューアル。「国民一人一人のいちばんを大切にしていきたい。一番の大募集、こういうことを行っていきたい」とのことです。

 ならば!国会論戦も本格化してますし、「いちばん」お願いしたいのは前向きな議論、政治が前に進むこと、であります。