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APEC閣僚会議“保護主義抑制”で声明

2010年11月11日 18:23
APEC閣僚会議“保護主義抑制”で声明

 横浜市で開かれているアジア太平洋経済協力会議(APEC)は11日、閣僚会議が終了し、自由化推進などを盛り込んだ共同声明を採択した。

 2日間の閣僚会議では、APEC地域内の貿易や投資を自由化するための経済統合のあり方や、初めて共通の成長戦略を策定すること、13年末までは保護主義的な政策を実施しないことなどを確認した。

 前原外相は「(日本が)国を開き、未来を開くための固い決意を固め、これまでの姿勢から大きく踏み込んで、高いレベルの経済連携を進めること」と述べた。一方で、環太平洋経済連携協定(TPP)に関しては「関係国との協議を開始していく」と、従来の日本の立場を繰り返すにとどまった。

 13日からは首脳会議が始まる。