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菅首相 たちあがれ日本に“連立”打診

2010年12月25日 0:47
菅首相 たちあがれ日本に“連立”打診

 菅首相が、野党の「たちあがれ日本」に対し、連立政権入りを視野に入れた協力を打診していたことが明らかになった。

 菅首相は先月、首相公邸でたちあがれ日本・与謝野共同代表と会談していた。また、22日には、民主党・岡田幹事長がたちあがれ日本・平沼代表と与謝野共同代表と極秘に会談し、連立政権入りを視野に入れた協力を打診した。

 たちあがれ日本は現在、衆議院議員3人、参議院議員3人の計6人で、民主党がたとえ連立を組んでも、「ねじれ国会」を解消することはできない。しかし、菅政権の基盤強化に加え、今後さらに公明党や自民党との連携を模索する際のブリッジにしたい思惑もあるとみられる。

 たちあがれ日本の中には「政権に入って政策を遂行すべき」との意見もあるが、ある幹部が「菅政権との連立には大義名分がない」と話すなど反発も根強くある。また、今回、連立交渉が途中で明るみに出たこともあり、連立の実現は困難との見方が出ている。