前市長のリコール成立に伴う鹿児島・阿久根市の出直し市長選挙で当選した西平良将氏（３７）が１７日、初登庁し、竹原信一前市長が専決処分で選任した副市長を解任した。

　西平氏は１７日朝、職員に迎えられながら初登庁した。当選証書を受け取り、あらためて「対話による改革」を掲げた。「開かれた市政を目指したい。色々な世代の意見を取り入れる仕組みが必要」－市の職員に対しては就任式で協力を呼びかける一方で、竹原前市長が専決処分で副市長に選任した仙波敏郎氏を解任した。

　仙波氏「阿久根に残って、行政改革を見届けたい。これからも竹原氏と２人、タッグを組んで頑張る」

　一方、落選した竹原前市長は「進めてきた改革が途中で終わるのはもったいない」としながらも、今後の身の処し方については未定だと話した。