メキシコで学生43人不明 前市長と妻逮捕
メキシコ南部で学生ら43人が行方不明になっている事件で、捜査当局は4日、事件に関わった疑いで前の市長とその妻を逮捕した。
この事件は、メキシコ南部のイグアラ市で9月末に学生と警察が衝突し、6人が死亡、学生ら43人が行方不明となっているもの。ロイター通信などによると、捜査当局は4日、事件に関与した疑いで逃亡していた前市長のホセ・ルイス・アバルカ容疑者と妻を逮捕した。捜査当局などは、政治集会を妨害しようとした学生らを襲撃するようアバルカ容疑者が地元の警察に命じ、警察はその後、学生らを麻薬組織に引き渡したとしている。
アバルカ容疑者の妻は、この麻薬組織の家族の出身だという。麻薬組織のメンバーは学生らを殺し、埋めたと証言しているという。