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自民党、政府対案となる独自の予算案を決定

2011年2月24日 23:00
自民党、政府対案となる独自の予算案を決定

 自民党は24日、政府の11年度予算案への対案となる独自の予算案を決定した。

 自民党案では、子ども手当や高校無償化など自民党が「バラマキ」と批判する政策を撤回することや、公務員人件費の削減などで約5兆円の財源を捻出する。その上で、児童手当の拡充や地域活性化のための公共事業に約2兆円を充て、一般歳出を3.1兆円圧縮するとしている。

 一方、歳入については、財政健全化への道筋をつけるため、国債発行額を1.8兆円減らすなどし、予算の規模を政府予算案の92.4兆円から89.3兆円に圧縮している。

 予算案は内閣だけに提出権があるため、自民党はこれらの案を「組み替え動議」の形で提出することにしている。