1月の消費者物価指数、23か月連続で下落
総務省が25日に発表した1月の全国消費者物価指数(CPI、05年=100)は、変動の大きい生鮮食料品を除く総合指数で99.0となり、23か月連続での下落となった。
総務省によると、下落幅は前月比0.2ポイント縮小し、09年4月の0.1ポイント以来の小幅な下落となった。下落幅が縮小したのは、中国などの新興国での需要拡大で原油価格が上昇したことや、生鮮食品を除く食品の下げ幅が縮小したことが主な原因。
品目別では、ガソリンが前年同月比で8.2%、灯油が18.4%上昇する一方、薄型テレビを中心とする家電などは依然として下落傾向を続けており、デフレが長期化していることをうかがわせている。