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枝野官房長官、注水に成功したとの見方示す

2011年3月19日 19:14
枝野官房長官、注水に成功したとの見方示す

 枝野官房長官は19日午後、福島第一原発3号機への放水の結果、使用済み燃料プールへの一定の注水に成功したとの見方を示した。

 また、原子炉の冷却装置が機能しなくなっている1号機、2号機、3号機についても、枝野長官は「海水の注入で一定の安定状況にある」と述べた上で、冷却作業を続ける考えを示した。

 一方、冷却装置を本格的に稼働させるために、1~4号機では、外部からケーブルを引いて電源を復旧させる作業も続いている。「東京電力」などによると、1号機と2号機では19日中の電源復旧を目指し、4号機については20日までに終える予定。しかし、原子炉を冷却するためのポンプなどの装置は、地震と津波の影響を受けていて、電源がつながっても正常に作動するかどうかは現時点ではわからないという。