１０日に投開票が行われる統一地方選挙の前半戦のうち、千葉県議選では、東日本大震災の被害が深刻な浦安市が選挙の準備をせず、投票ができない前代未聞の事態となっている。浦安市選挙区は再選挙となる見通し。

　浦安市は、復旧作業で職員が足りないことなどを理由に、投票所の準備を行っていない。県議選には定数２に対して３人が立候補しているが、投開票が行われないという異例の状態となっている。

　県の選挙管理委員会によると、浦安市選挙区は１０日で「当選者なし」と確定し、後日、再選挙が行われる見通し。現職２人が任期を終える２９日以降は、浦安市選出の県議がいないことになる。