統一地方選前半戦は与党勝利 影響は?
12日に投開票が行われた統一地方選挙の前半戦は、事実上の与野党対決となった北海道と大分で与党系の候補が勝利するなど、10の知事選挙全てで現職候補が当選した。こうした結果は今後の国政にどのような影響を与えるのか。国会記者会館から古谷朋大記者が中継。
菅官房長官は記者会見で、勝因として、安倍内閣の経済政策が有権者から一定の評価を得たことをあげた。
菅官房長官「全体として見てみると、安倍政権が進めているアベノミクスへの実績への評価と、地方創生、ここを含めたアベノミクスへの期待、そうしたものが表れた結果だろうと思っている」
また、菅官房長官は、景気回復の実感を高めていけるように、政府・与党をあげて、地方創生をはじめとした様々な政策を進めていく考えを強調した。
一方の民主党は、1月に岡田代表が就任して以来、初めての大型選挙だったが、対決型となった北海道と大分の知事選挙で支援した候補が敗北した他、道府県議選挙などでもふるわなかった。枝野幹事長は13日午前、「ほぼ現有議席を維持できた」と強気の姿勢を崩さなかったが、「しっかり旗印を掲げて、自信を持って、地域活動も国会論戦も取りくんでいくのが大事」と述べた。