社会保障と税の一体改革について、政府は２０日、案の取りまとめを先送りしたが、与謝野経財相は２１日午前、あらためて今月中の取りまとめに向けて意欲を示した。

　一体改革の政府の最終案は、１５年度までに消費税率を１０％まで引き上げることが盛り込まれていることから、民主党内で意見が対立し、２０日、決定が先送りされた。

　これに対して、与謝野経財相は、今月中の取りまとめに意欲を示した他、消費税率の１０％までの引き上げについて「肝の部分で変えるのは難しい」と述べて、案に最終案の通りの数値を盛り込む方針を変えない考えを示した。