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松本前復興相辞任 菅首相の任命責任を追及

2011年7月6日 18:01
松本前復興相辞任 菅首相の任命責任を追及

 空転が続いていた延長国会は6日、2週間ぶりに正常化した。衆議院予算委員会で、野党側は松本前復興相の辞任をめぐり、菅首相の任命責任を追及している。これに対し、菅首相は自らの任命責任を認め、陳謝した。

 自民党・石原幹事長「暴言を吐いて辞任する。このような閣僚を任命した責任、このような内閣の実態を招いた責任は、実は首相にある。任命責任について、どのように考えるか」

 菅首相「(松本前復興相の発言は)私からもおわびを申し上げたいと思う。私に選んだ責任があることは、その通りです」

 石原幹事長「首相を本気で支えようとする人は、実はもう、民主党の中、内閣にもいないのではないか。まさに『裸の王様』であります。最後にいつ辞めるのか、答弁を」

 菅首相「(11年度第2次補正予算案の成立など)3つの法律や予算についての成立をもって、一定のメドとしたいという趣旨のことを申し上げたところ」

 また、この後質問に立った自民党・石破政調会長は「政権がけしからんという声が政権の内部からも出ているのは異常だ」などとして、菅首相の早期退陣を求めた。これに対し、菅首相は、自らの退陣時期については「一定のメドがつけば若い人に譲りたい」などとこれまでの主張を繰り返した。その上で、「(東日本大震災の)復旧・復興に向けて、これからもやらなければならないことは、担当している限りやっていく」と述べた。

 また、5日に就任した平野復興相は「一日も早い復興・復旧に努力したい」と述べ、新大臣としての決意を示した。