野党、安倍首相の任命責任を追及
宮沢経済産業相が過去に支部長を務めていた選挙区支部が外国人の持ち株比率が過半数を占める企業から献金を受けていた問題について、野党側は28日、安倍首相の任命責任をただした。
民主党・菊田真紀子議員「2012年10月、わが党の田中元法務大臣の外国人献金に関して、当時の自民党安倍総裁は、当然、これは辞任を要求しなければならないと述べました。当然、同じ対応、すなわち大臣辞任を促すのでしょうね」
安倍首相「宮沢大臣には識見、能力を生かし、引き続き経済産業行政にまい進していただきたいと思います」
安倍首相は「外国人が過半数の株を保有すると判明し、宮沢大臣はすみやかに返金したと承知している」と述べ、問題はないとの認識を示した。その上で、宮沢経産相を続投させる考えを示した。
また、菊田議員は望月環境相を巡っても、自らの政治資金収支報告書に事実と異なる記載が発覚したことなどをあげ、首相の任命責任をただした。
これに対し、安倍首相は「今後、さらに緊張感をもって政権運営にあたっていく」と述べるにとどまった。