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首相の任命責任を厳しく追及 衆院予算委

2015年2月25日 12:10
首相の任命責任を厳しく追及 衆院予算委

 西川前農水相の辞任を受け、衆議院予算委員会で野党側は安倍首相の任命責任を厳しく追及している。

 安倍首相は任命責任を認め、陳謝したが、民主党の馬淵議員は、安倍首相は説明責任を果たしておらず、これまで「政治とカネ」の問題にきちんと取り組んでいないと繰り返しただした。

 馬淵議員「30年間で計17名の閣僚が政治とカネで辞任されている。そのうち7人、17分の7、実に41%が安倍内閣なんです。異常な数字としか言いようがない。日本の政治史上でも、最も政治とカネにまみれた内閣ですよ」「辞めたら終わりではないはずです。今の閣僚の皆さん方も含めて、潔白であるとお考えか?」

 安倍首相「問題が指摘されれば、説明責任を果たしていく。内閣のみならず、与党、野党、関わりなく、議員であればすべからく襟を正し、求められたら説明責任を果たしていくことが求められるのではないか」

 安倍首相は、西川前農水相の辞任について、「大変、申し訳ない思いだ」と陳謝した上で、「しっかりと政策を前に進めて結果を出していくことによって、責任を果たしていく決意だ」と釈明した。

 また、西川前農水相の献金問題には違法性はないと主張した上で、辞任した後の説明のあり方については、「私が命令するのではなく、それぞれの議員が説明責任を果たしていかなければいけない」と述べた。