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“脱原発依存”会見で混乱 野党側が批判

2011年7月19日 13:43
“脱原発依存”会見で混乱 野党側が批判

 国会は、11年度第2次補正予算案の審議を行っている。野党側は19日の衆議院予算委員会で、菅首相が「脱原発依存」の方針を会見で打ち出して閣内に混乱が広がったことなどを批判し、追及している。

 自民党・小池総務会長「自分の思いを語ったものだと。何であの時期にこの会見をしようと思ったのか」

 菅首相「決して、よく何か唐突だとか色々言われますが、それまで言ってきたことと矛盾した方向で言っているものではないことは、私の発言をしっかり見ていただければ理解していただけると思っている」

 菅首相は「内閣としてエネルギー政策の方向性は議論を進めていた」と述べ、原発への依存度を下げる方向性は間違っていないと強調した。しかし、小池総務会長は、今回の記者会見や浜岡原発(静岡・御前崎市)の再稼働停止など、菅首相の政治の進め方は「国益に資するものではない」とさらに批判した。