×

菅首相、宇宙で活動中の古川聡さんと交信

2011年8月24日 4:22
菅首相、宇宙で活動中の古川聡さんと交信

 菅首相は23日夜、東日本大震災の被災地の子供たちと共に、国際宇宙ステーション(=ISS)で活動している宇宙飛行士・古川聡さんとの交信を行った。

 菅首相「私も小さい頃、宇宙飛行士かロケットを飛ばす技術者になりたかった。宇宙船に乗って、地球・月・太陽を見て、どんなふうに感じましたか」

 古川さん「感動したのは、特に地球の縁のところで、より濃い青に輝く大気層。大気の層が地球を守ってくれていると実感しました」

 また、福島第一原子力発電所の事故により、多くの住民が避難している福島県の子供たちからは「宇宙は、地上よりも放射能が高いと聞いています。怖くないですか」といった放射線に関する質問が寄せられた。これに対して、古川さんは「科学の実験などを通じて生活をより豊かにしているので、怖くはないです」と穏やかに答えていた。

 約20分の交信中、菅首相は終始、穏やかな表情でやりとりに耳を傾けていた。退陣までの時間が残り少なくなる中、宇宙のロマンにしばし思いをはせていたようだ。