野田新内閣 野党側「内向き内閣」と批判
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野田新内閣の顔ぶれが決まり、藤村官房長官が2日午前、閣僚名簿を発表した。野田新内閣について、自民党など野党側は「党内のグループ均衡の内向き内閣だ」などと批判している。
自民党・大島副総裁は「グループ均衡、内向き内閣。古い、かつての自民党時代の、派閥均衡とよく言われたが、何かそこに民主党自体が戻ったような、党内バランスだけを考えた内閣のような気がしてなりません」と述べた。さらに、野田新政権との大連立構想については、「国民の信を問わず、政権の正当性がない内閣と連立を組む考えはない」とあらためて否定した。
公明党・山口代表は「絵柄は挙党態勢ですが、色や形、柄がそれぞれ違うピースを無理やり詰め込んだという印象。モザイクの印象ですね。総体として安定しているか、あるいは仕事ができそうだと映るかどうかは、やや不透明なところがあると思う」と述べた。
また、大島副総裁が、東日本大震災の復興予算を盛り込んだ11年度第3次補正予算案の成立後、信を問うのは「当然だ」として、解散を求めたのに対し、山口代表は、「今は震災からの復興が優先される。3次補正(予算案)を作ったから解散だと決め打ちすることはできない」と述べ、立場の違いが明らかになった。
みんなの党・渡辺代表は「増税一直線の論功行賞内閣。ドジョウのいけすの中に金魚やナマズが一緒にいるという印象」と述べた。