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TPPで民主党PTが総会 反対意見根強く

2011年10月14日 14:52
TPPで民主党PTが総会 反対意見根強く

 太平洋を囲む9つの国で関税の撤廃などを目指すTPP(=環太平洋経済連携協定)の交渉に参加するかどうかをめぐり、民主党は14日、所属議員による意見交換を行い、党内の意見集約を進めている。

 民主党のプロジェクトチームの初めての総会では、TPP交渉の現状について政府側から説明を受けた上で、意見交換が行われた。

 鉢呂吉雄プロジェクトチーム座長「私ども日本がアジア太平洋でリーダーシップをとって、こういったルール作りをやっていくことは、全体的にはプラスの面が大きい」

 山田正彦前農水相「何でこんなに急いでやらないといけないのか。私にはやっぱりどう考えても納得がいかない」

 また、出席議員からは「きっちりした情報公開がない」など、政府の情報提供に対する不満も噴出した。

 一方で、プロジェクトチームの役員が途中でマスコミに退席を求めたところ、反対派が公開を求めて反発するなど、総会は荒れた展開となった。

 野田首相は、来月のAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)までに結論を出したい考えだが、反対派の抵抗は根強く、意見集約は難航が必至の状況となっている。