×

藤村長官「丁寧に説明していく」TPP問題

2011年11月14日 13:29
藤村長官「丁寧に説明していく」TPP問題

 NNNが11~13日に行った世論調査によると、野田内閣がTPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加問題について国民に丁寧な説明を行っているかどうかについて、約80%が「思わない」と答えた。藤村官房長官は14日午前の会見で、「今後、丁寧に説明していきたい」と述べた。

 世論調査によると、野田内閣を「支持する」と答えた人は40.0%と先月の調査から12.8ポイント下がった。「支持しない」と答えた人は34.2%で先月の調査から8.1ポイント上がった。また、TPPへの交渉参加については、「支持する」が43.7%、「支持しない」が35.7%、「わからない」が20.6%だった。

 また、野田内閣がTPP交渉への参加問題について国民に丁寧な説明を行っているかどうかについては、「丁寧だと思う」の9.3%に対し、「丁寧だと思わない」が79.8%に上っている。このことについて、藤村官房長官は会見で、「情報自体が不足している部分は確かにあって、今後、さらに交渉参加に向けて関係国との協議に入る段階では丁寧に説明したい」と述べた。

 一方、自民党・谷垣総裁は「(TPP参加方針について)政権の中で、いろいろと受け止めが多様であること自体、国民の不安を増幅させる」と話している。