×

郵政改革法案の成立求める決議採択

2011年11月25日 16:22
郵政改革法案の成立求める決議採択

 来月9日の会期末を前に、国民新党は郵政改革法案を今の臨時国会で成立させるよう強く求めている。国会内では25日朝、民主党、国民新党、社民党の国会議員が集まり、郵政改革法案の成立を求める決議を採択した。

 国民新党・下地幹事長「スケジュールでは25日から始まらないと、12月9日までには絶対に終わらないんです。20時間以上の審議日程の中で修正協議をして、万が一、野党が修正協議に乗らなくても、与党で修正して、私たちはこの法案を通していくやり方をしていかないと、これはうまくいかないということを、ぜひ皆さまにもご理解いただきたいと思います」

 国民新党は、来年4月から郵政事業の新体制をスタートさせるためには、郵政改革法案を今の臨時国会で成立させなければならないと訴えており、法案が成立しなければ民主党との連立を解消すると強硬な姿勢を強めている。25日朝に行われた「郵政等3党合意を実現する会」には、民主党、国民新党、社民党の議員約150人が出席し、政府さらに与野党の関係者が郵政改革法案の成立を図るべく、一層の努力をするよう求める決議文を採択した。

 国民新党・亀井代表は25日の会見で、郵政改革法案の今国会での成立の見通しを、次のように述べている。

 亀井代表「ちゃんとやるでしょ。(野田)首相も私にやると言っているし、(藤村)官房長官も(民主党・)輿石幹事長もきちんとやりますと言っているので、男ならやるでしょう。政治家ならやるでしょう。政党なら党としてもきちんとやるでしょう」「(Qもし仮に年内、時間が…)仮の話とかなんかね、するもんじゃない」

 また亀井代表は、東京・石原都知事らと連携しての新党結成の構想について、「オールジャパンで国力をアップする方策を考えないといけない」と述べ、否定しなかった。一方、野田政権について、「国難を突破していくという基本的心構え、覚悟が足りないような印象を受ける」と暗に批判している。