法案閣議決定に反発し、政務三役4人が辞表
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野田内閣が消費税増税法案を閣議決定したことに反発して、民主党内で法案に反対する小沢元代表に近い、牧義夫厚労副大臣ら政務三役4人は「消費税率を今引き上げても税収が増えるのか疑問だ」などとして、30日夜に辞表を提出した。
牧氏のほか、森ゆうこ文科副大臣、黄川田徹総務副大臣、主浜了総務政務官も辞表を提出した。
牧氏は「国民の皆さまに説明し、説得する立場であり続けることが非常に困難であると」としている。小沢元代表に相談したのかとの質問には、「いちいち相談しなくても大体どのようなお考えかは承知している」と述べた。
一方、法案採決への対応については「そのときの判断だ」と述べ、明確にはしなかった。
こうした中、民主党内でも党の役職を辞任する動きが出ている。小沢元代表に近い鈴木克昌幹事長代理と樋高剛総括副幹事長が輿石幹事長に党の役職を辞任する考えを伝えた。週明け、正式に辞表を提出することにしている。また、松崎哲久氏ら4人の政調副会長も執行部に辞任の意思を伝えた。