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3党合意 19日中の了承とりつけ難航か

2012年6月19日 17:22
3党合意 19日中の了承とりつけ難航か

 消費税増税法案などをめぐる3党合意について、民主党は18日に引き続き19日も合同会議を開く。執行部は19日中に党の了承をとりつけたい考えだが、難航が予想される。

 3党合意をめぐって、18日夜の合同会議では「合意内容はマニフェストの棚上げだ」などと出席者から異論が相次ぎ、了承はとりつけられなかった。執行部は19日夕方、改めて合同会議を開いて了承をとりつけたい考えで、輿石幹事長は前原政調会長に対し、「19日中に党内手続きを終えるように」と指示した。

 G20サミット(=主要20か国・地域首脳会議)に出席していた野田首相は「(了承手続きは)執行部に任せてきたので、全幅の信頼を置いています。21日が国会会期末なので、それまでに採決するという基本的姿勢は変わらない」と述べ、党内のとりまとめに期待感を示したが、党幹部からは「21日までの採決は厳しい」との声も聞かれる。

 民主党内では、小沢元代表のグループなどを中心に反対論は根強く、21日の法案採決についてはなお予断を許さない情勢となっている。