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小沢氏、会見で野田政権の姿勢を厳しく批判

2012年7月2日 23:34
小沢氏、会見で野田政権の姿勢を厳しく批判

 消費税増税法案の採決で反対し、撤回を要求していた民主党・小沢元代表ら50人が2日、離党届を民主党に提出した。小沢氏はその後、会見を開き、「もはや野田首相の下での民主党は、政権交代を成し遂げた民主党ではない」と野田政権の姿勢を厳しく批判した。

 小沢氏は会見で、離党の理由について、消費税増税法案の撤回を求めてきたものの、受け入れられなかったことを挙げた。今後は新党の立ち上げを目指すことになるが、国民に訴えるテーマとして「消費税増税への反対」と「原発への対応」を挙げている。その上で、新党立ち上げの具体的な時期については「まだ言える段階ではない」と述べるにとどまった。

 こうした事態を受け、野田首相は2日、党の役員会に出席し、今後の対応について話し合った。役員会では、離党届の扱いや造反議員への処分内容について、野田首相と輿石幹事長に一任することを改めて確認した。3日午前に野田首相と輿石幹事長が会談し、具体的な処分内容について最終的な協議を行うことにしている。