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政権交代か継続か…イスラエルで総選挙

2015年3月17日 21:03

 中東のイスラエルで17日、総選挙の投票が行われている。ネタニヤフ首相率いる与党は経済の改革を争点に掲げる野党側に苦戦を強いられており、政権交代につながるかどうかが焦点。

 投票は日本時間17日午後に始まった。右派の与党「リクード」を率いるネタニヤフ首相は、安全保障を前面に押し出し、パレスチナ問題やイランの核問題などで妥協しない「強いリーダー像」を強調している。これに対し、野党・労働党が主導する中道左派「シオニスト連合」は、住宅価格の高騰などを招いたネタニヤフ政権の経済政策を批判し、支持を伸ばしている。

 事前の世論調査では、「シオニスト連合」が「リクード」をわずかにリードしているが、仮に第一党となっても、過半数には届かない見通し。連立交渉は難航するものとみられ、政権交代が実現するかは不透明。投票は日本時間18日早朝に締め切られ、即日開票される。