イギリス総選挙 与党と最大野党激しく競る
イギリスでは7日、日本時間の午後3時から5年ぶりとなる総選挙が行われる。最新の世論調査では、与党と最大野党は激しく競っているが、どちらも単独過半数を獲得するのは難しい情勢。
選挙戦で与党・保守党のキャメロン首相は好調な経済の実績などを強調、政権の継続を訴えた。
キャメロン首相「実績を積み上げていこう。時計の針を戻してはならない。明るい未来を望むなら保守党に一票を!」
一方、最大野党の労働党は政府が富裕層を優遇し、格差が広がったと批判してきた。
労働党・ミリバンド党首「高額所得者ではなく懸命に働く人が報われる社会をつくる。そのために我々は戦ってきた!」
こうした中、EU(=ヨーロッパ連合)からの離脱やスコットランドの自治権拡大といった二大政党との違いを売りにしたイギリス独立党が支持を伸ばしている。
最新の世論調査(YouGov調べ5月6日)による支持率は保守党が34%、労働党が34%で、どちらも単独で過半数をとるのは難しい見通し。また、イギリス独立党は12%だった。
開票は即日行われ、日本時間の8日昼頃にも大勢が判明する見込み。