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首相「誤解生んだ」意見聴取会の運営改善へ

2012年7月18日 17:41
首相「誤解生んだ」意見聴取会の運営改善へ

 将来の原発依存度などのエネルギー政策について国民から直接意見を聴く意見聴取会の発言者に電力会社の社員が含まれていたことについて、野田首相は18日の参議院一体改革特別委員会で、運営方法の改善に取り組む考えを示した。

 仙台や名古屋で行われた意見聴取会では、電力会社の社員が参加して原発推進の意見を相次いで表明したため、聴取会の公平性を疑問視する声が上がっていた。

 野田首相「残念ながら、意見聴取会で、国民の皆さまに誤解を生むような動きもございました。そういうことを手直ししながら、丁寧に国民的な議論を進めていきたいというふうに考えております」

 野田首相の指示を受けて、古川国家戦略相は17日、今後の意見聴取会では電力会社の社員による意見表明は認めない方針を表明している。