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谷垣氏、野田首相の姿勢は「貪り」と批判

2012年7月21日 1:57
谷垣氏、野田首相の姿勢は「貪り」と批判

 自民党・谷垣総裁は20日、BS日テレの番組「ニッポンの大疑問」の収録で、野田首相が消費税増税法案に加え、赤字国債の発行法案なども解散前に成立させたい考えを示していることについて「そこまでやるのは貪りだ」と厳しく批判した。

 谷垣総裁「物事を推し進めていく力のない政権が、選挙をやれば政権交代が十分起こりうる状況の中で、補正(予算)までというのは貪りだと思います。特例公債法(案)もいろいろあるが、そこまでやるのは貪りです」

 谷垣総裁は、消費税増税を含む社会保障と税の一体改革法案が成立した後、すぐに内閣不信任案を提出するなどして衆議院の解散・総選挙に追い込む考えを強調した。さらに記者団に対しては、「集団的自衛権もやるんだ、あれもやるんだというのは、顔を洗って出直してこられたらどうか」と述べ、野田首相を痛烈に批判した。

 一方、次の総選挙後の連立の枠組みについては「選挙結果と選挙での主張による」とした上で、橋下・大阪市長率いる「大阪維新の会」については「このごろ橋下さんが言っていることは、私共が言っていることとかなり違う」と述べ、連立には慎重な構えを見せた。