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日韓外相が意見交換「冷静に対応」で一致

2012年9月9日 2:15

 竹島問題で対立が深まる中、玄葉外相と韓国・金星煥外交通商相が現地時間8日、ロシア・ウラジオストクで開かれているAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)の夕食会で意見交換を行い、事態を沈静化するため、冷静に対応するとの認識で一致した。

 玄葉外相と金外交通商相は「できる限り冷静に対応し、経済や安全保障の分野で協力していくことが双方の利益になる」との考えで一致した。

 竹島問題で対立が深まる中、両国は関係改善の糸口を見いだそうと、閣僚レベルでの接触を模索していた。今回、日韓の首脳会談は予定されていないが、APEC首脳会議の場で、野田首相と韓国・李明博大統領が握手を交わす場面もあった。