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都知事選候補者が最後の訴え 期日前投票増

2012年12月15日 19:33
都知事選候補者が最後の訴え 期日前投票増

 石原前知事の辞職に伴う東京都知事選挙は15日、選挙運動の最終日を迎え、各候補者は最後の支持を訴えた。期日前投票は、前回選挙の約1.5倍となっている。

 松沢成文候補「これまでの独善的で閉鎖的な東京都政を、もっと都民に開かれた民主的な東京都政に改革していくことを、この場で皆さんにしっかりと約束させていただきます」

 宇都宮健児候補「都民に優しい都政をつくるか、石原さんのような上から目線の都政を継続するのか、これが争われています。きょう一日、最後まで頑張ってまいります」

 猪瀬直樹候補「今必要なのは、ぶれない改革を続けられる人材です。霞が関の縦割りの壁を東京から変えていく、それが必要です。石原前知事からバトンリレーされましたので、やることはやります」

 また、元衆議院議員・笹川尭候補は15日、選挙カーで都内を回り、長年の政治経験をアピールして、オリンピックを強力に招致することや、安心して暮らせる東京をつくることを訴えている。

 都知事選挙にはこの他、マック赤坂候補、トクマ候補、中松義郎候補、吉田重信候補、五十嵐政一候補が立候補している。

 今回の都知事選挙は石原前知事の突然の辞職に伴うもので、石原都政の継承か見直しかが大きな争点となった。史上初めて衆議院選挙とのダブル選挙となり、14日までに期日前投票を済ませた有権者は93万8278人と、前回の都知事選挙の約1.5倍となっている。都知事選挙は16日に投開票される。