落選閣僚から野田首相の解散判断に批判も
野田内閣では衆議院選挙で8人の現職閣僚が落選した。18日の閣議後の記者会見では、野田首相が年内の解散・総選挙を判断したことに批判の声も上がった。
田中文科相「選挙後でありまして、朝でもあるにもかかわらず(閣議は)お通夜みたいな雰囲気だった。あまりに短兵急に本当に首相の独りよがりで、周りの意見もあまり聞かずに、他人の土俵にぱっと乗ってしまったと。自爆テロ解散」
下地郵政相「近いうちに、という言葉にあまりにも重みを置きすぎることになったことが大きな問題だ」
三井厚労相「そういう(年内解散の)約束を野田首相がお決めになることですから、やむを得ないでしょう。(Q自身の今後の去就は?)どうしたらいいんでしょうね」
今回の総選挙では、城島財務相や樽床総務相ら民主党幹部として社会保障と税の一体改革法の成立に貢献した閣僚らも落選したが、閣議では「野田内閣の閣僚になったことを誇りに思う」との声も上がったという。