年内解散・総選挙か?与野党備える動き加速
年内の衆議院解散・総選挙への流れが加速している。公明党の山口代表は11日、年内の総選挙に向けて準備に入るよう幹部らに指示したことを明らかにした。
「自民党の茂木選対委員長もそれ(年内総選挙)を視野にして準備すると明言している。諸般のことを考えた上で、我々としてはそれなりの構えを考えざるを得ない」-公明党の山口代表はこのように述べ、年内の衆議院解散・総選挙に対応できるよう、準備に入るように幹部らに指示したことを明らかにした。
与党内では安倍首相が来年10月の消費税率10%への引き上げを先送りして年内の解散・総選挙に踏み切るとの見方が強まっている。さらに、早ければ引き上げ判断の材料となる17日の経済指標の発表を受けて、安倍首相が19日にも解散に踏み切るとの臆測も出てきている。その場合、来月2日公示・14日投開票などの日程が取りざたされている。
民主党・海江田代表「安倍総理、解散をやれるものならやってみなさい。我々は堂々とそれを受けて立つということです」
一方の野党も、民主党が11日昼、総選挙に向けた幹部会合を開くなど、与野党共に年内の総選挙に備える動きが加速している。