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日本人3人の安否確認、長期化の可能性も

2013年1月23日 20:02
日本人3人の安否確認、長期化の可能性も

 アルジェリア人質事件で、日本政府はいまだ安否がわからない残る3人の日本人について確認を急いでいるが、手がかりは得られておらず、安否確認に時間がかかる可能性も出始めている。

 菅官房長官は23日午後4時過ぎに会見し、「7人の方については、病院の中に日本人と思われるご遺体があったということで、そこで確認することができたという報告を受けている。他の3人の方については、まだ具体的な形で安否の確認ができていないという状況だ」と述べた。また、「ありとあらゆる方策を講じながら、何としても3人の安否を確認したい。そういう強い思いだ」と述べる一方、安否確認が長期化する可能性については「どうなるかわからない」と明言を避けた。

 ただ、政府高官が「アルジェリア政府からの情報が全く信用できない」とこぼすなど、情報収集は今も難航している。また、政府高官は、3人の安否確認について「政府専用機が向こうを出るまでに安否がわからなければ、少し時間がかかるのではないか」と話しており、安否確認は長期化する可能性もある。