国会で１日、参議院で安倍首相の所信表明演説に対する２日目の代表質問が行われ、安倍首相はいじめ対策などに政府として取り組む考えを強調した。

　自民党・橋本聖子議員「いじめや体罰の問題が続出していることについて、どのように感じているのでしょうか。そして、これらの痛ましい事件を政府は今後の教育政策にどのように生かしていくべきとお考えでしょうか」

　安倍首相「いじめ・体罰に起因して、子供の尊い命が絶たれるといった痛ましい事案は、断じて繰り返してはなりません。今後、教育再生実行会議や与党の議論を踏まえ、対策の充実や法制化につなげるなど、内閣を挙げて取り組んでまいります」

　自民党内は学校に対して、いじめの通報があった場合には、積極的に事実確認や報告を行うことを義務づける内容などを盛り込んだ「いじめ防止対策基本法案」を検討している。安倍首相はこうした議論を踏まえて、「対策の充実や法制化につなげるなど、内閣を挙げて取り組んでいく」と強調した。