安倍首相、中国との関係改善に意欲を示す
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安倍首相は1日、参議院で行われた代表質問で、沖縄・尖閣諸島をめぐって緊張が続く中国との関係改善に意欲を示した。
公明党・山口代表「本年は日中平和友好条約締結から35周年の佳節を迎えます。首脳会談を実現すべき首相として、今後の日中関係改善に臨む首相の決意を伺います」
安倍首相「日中間で政治レベルを含む様々な交流が行われることは、戦略的互恵関係の原点に立ち戻った対中関係を進める上で、有意義だと考える」
また、安倍首相は「日中関係は最も重要な2国間関係の一つだ」「大局的観点から中国との関係を進めていく」と強調した。その上で、尖閣諸島への公務員常駐について、「選択肢の一つと考えている」としている。
みんなの党・水野議員「自民党の公約には尖閣諸島への公務員常駐の検討がうたわれていましたが、これはどうする方針ですか」
「(公務員常駐は)尖閣諸島および海域を安定的に維持・管理するための選択肢の一つと考えております」-安倍首相は「尖閣諸島は歴史的にも国際法上も我が国固有の領土であり、自国の領域を守るという断固たる意志を持って適切に取り組む」と強調した。
また、民主党・ツルネン議員が、自衛隊を「国防軍」とする自民党の憲法改正草案について、「なぜ、国防軍に変える必要があるのか」とただしたのに対し、安倍首相は、国際法上は自衛隊が軍隊として扱われていることを挙げ、「矛盾の解消が必要だ」と強調した。