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国民栄誉賞検討 菅長官「2人は師弟関係」

2013年4月1日 18:59
国民栄誉賞検討 菅長官「2人は師弟関係」

 プロ野球「読売巨人軍」終身名誉監督・長嶋茂雄さんと元メジャーリーガー・松井秀喜さんの2人に政府が国民栄誉賞を授与する方針を固めた理由について、菅官房長官は1日の会見で、2人が師弟関係にあることなどを挙げた。

 松井さんについては現役引退がきっかけとなり、長嶋さんについては77歳という年齢も、国民栄誉賞を検討する背景にあるようだ。菅長官は1日の会見で「松井選手が引退をしたという一つの区切りであったということ。長嶋選手に対しては、先般の元横綱・大鵬、納谷幸喜さんに対して、なぜ生前に授与しなかったのかと、色々な意見もありました」と説明している。

 また、菅長官は長嶋さんと松井さんに対して同時に国民栄誉賞授与を検討する理由について、2人が師弟関係にあることも挙げている。さらに、1日朝、一部報道で両氏に対する国民栄誉賞の検討が伝えられたことを受けて、「結論を早く出す方がいいと思った」と述べた。

 菅長官によると、長嶋さんと松井さんには、国民栄誉賞の授与を検討することについて既に内々に伝えられているという。政府は近く、2人に対する国民栄誉賞の授与を正式決定する見通し。